作詞/作曲/編曲:じん

唄:IA

陽炎project系列-夜咄ディセイブ(目を欺く話)

 

“嘘(うそ)をつくのは得意(とくい)なんだ”

“でも、本音(ほんね)は少(すこ)し苦手(にがて)でさ”

“可笑(おか)しいね、いつだって”

“本当(ほんとう)の咄(はなが、一番(いちばん)嘘(うそ)臭(くさ)いんだよ”

 

 

ビバップな浮遊感(ふゆうかん)夜(よる)が次第(しだい)に乱反射(らんはんしゃ)して

ツービートで光(ひか)って たまには愚痴(ぐち)っちゃって良(い)いかな

 

「ねえ、ちょっと話(はな)そうか。馬鹿(ばか)な自傷症(じしょうしょう)性(しょう)なんだけど

もうなんか取(おさ)まらない。ネタ話(はなし)だって体(てい)で一(ひと)つどう?」

 

「じゃあ、ちょっと喋(しゃべ)ろうか。僕(ぼく)の非凡(ひぼん)でいて妙(みょう)なとこ

平凡(へいぼん)を装(よそ)った 僕(ぼく)がずっと悩(なや)んでいる事(こと)」

 

「十年(じゅうねん)は経(た)ちそうなある日(ひ)『怪物(かいぶつ)』の声(こえ)がして

心臓(しんぞう)飲(の)み込(こ)んだ『嘘(うそ)をつき続(つづ)ける』ってさ」

 

「それ以来(いらい)、僕(ぼく)は嘘(うそ)つきで

騙(だま)せない人(ひと)や物(もの)も無(な)くなって

 

『怪物(かいぶつ)』に成(な)り果(は)てちゃってさ

 

あぁ、ごめんね!泣(な)かないで!全部(ぜんぶ)法螺(ほら)話(ばなし)だよ?

 

「オーマイダーティ!なんて醜態(しゅうたい)!」

僕(ぼく)は誤魔化(ごまか)す なんて言(い)ったって

この本心(ほんしん)は不気味(ぶきみ)じゃない?

 

偽(いつわ)って そっぽ向(む)いて、嘘(うそ)を重(かさ)ねて

僕(ぼく)は今日(きょう)もまた 徒然(つれづれ)、嘲笑(あざわら)う

 

ビバップ、消(き)えそうな 夜(よる)が嫌(きら)いそうな少女(しょうじょ)にも

ツービート、泣(な)きそうな 嘘(うそ)が嫌(きら)いな青少年(せいしょうねん)にも

 

そう、もう同(おな)じ様(よう)に ちゃちな「理想(りそう)」がインプットして

心臓(しんぞう)を飲(の)み込(こ)んだ それ以来(いらい)気(き)付(つ)いたんだ、僕(ぼく)らは

 

「単純(たんじゅん)に理想(りそう)叶(かな)ったちして、

一人(ひとり)ぼっちじゃこの世(よ)は生(い)きていけない」

 

「それも嘘(うそ)?」

「うやいや、本心(ほんしん)だよ?」

 

崩(くず)れそうな脳(のう)が『NO』で満(み)ち満(み)ちていく

 

「オーマイダーティ!もうと聴(き)いて!」

僕(ぼく)の心(こころ)を 我(わ)が儘(まま)を この嘘(うそ)を 本物(ほんもの)を

 

「寂(さび)しいよ」なんて言(い)った

僕(ぼく)は変(か)わらない

 

ニヤけそうな程(ほど)、常々(つねづね)呆(あき)れてる

 

「オーマイダーティ!もう嫌(きら)いだ!」

ほら、聞(き)かせてよ

呆(あき)れちゃう様(よう)な 僕(ぼく)なんて

もう救(すく)えない?

 

『問題(もんだい)ないぜ』なんて言(い)って

君(かみ)は変(か)わらない

 

「あぁ、ミスっちゃった」

 

また不気味(ぶきみ)な僕(ぼく)に、常々(つねづね)溺(おぼ)れていく

 

“あぁ、ちょっと喋(しゃべ)り過(す)ぎちゃったね”

“まぁ、ただの『法螺話(ほらはなし)』だからさ”

“それじゃあ今日(きょう)はこの辺(へん)で”

“次(つぎ)に合図(あいず)が鳴(な)った時(とき)は”

“もうと不思議(ふしぎ)な咄(はな)をするよ

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